京都久しぶり旅 2020年10月 (13) 源氏物語「宇治十帖」ゆかりの地 その1
京都久しぶり旅最終日は宇治の散策です。
源氏物語「宇治十帖」が最も気に入っているので、今回の宇治訪問はまず第一に決めました。
宇治十帖の舞台である八の宮邸場所と推定される宇治神社と宇治上神社へ向かいます。
少し紅葉も見られて、朝霧橋の丹とも合わせて良い光景です。
朝霧橋の袂からは宇治神社の鳥居も見え、なんとなくですが平安時代のようにも感じます。
もちろん全く同じ光景ではないと思いますが、イメージとして自分の生活とは異なった空間にいることを感じさせてくれます。
朝霧橋中央部から宇治橋方面を見ると、宇治橋の少し奥にあるJR奈良線が見えます。
さらに奥には雲の上に山が浮かんでいるように見え、現代的な建造物を除けば、このような幻想的な光景を見ていた平安時代の人たちと同じような気持ちになります。
朝霧橋を渡ると宇治十帖の石像があります。
モデルは主人公の薫ではなく匂宮。そして薫と匂宮が恋した浮舟とのこと。二人が小舟で宇治川に漕ぎ出すシーンです。
さて宇治神社の境内へと進みます。
ここも丹と白、青の色彩が目を引きます。奥の本殿も良い建築だと思います。
ちょうどお宮参りの家族が数組いらっしゃいましたので、拝殿前まではいかずに一度待機して撮影。
ある程度お宮参りの方が落ち着いてからゆっくりと境内を散策。
拝殿の奥にある本殿を間近に見ることができるので、国宝ということもあり見学しました。
なかなか本殿を間近に正面から見られないことも多いので、ここはその意味でも貴重な機会でした。
宇治上神社を後にし、源氏物語ミュージアムへ向かうことにします。
2020.10.18
CanonEOS70D