徒然かな?

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2022年5月 神戸・大阪の旅ーその8 大阪散策編① 四天王寺ー

神戸市と明石海峡大橋を満喫した翌日は大阪市内を散策することにします。

 

isse14.hatenadiary.jp

 

実は大阪市内をじっくりと散策することが今までなかったので、この機会に大阪市内を回ることにしました。

 

大阪メトロ新大阪駅

 

宿泊地の新大阪駅大阪周遊パスを購入。2800円と高額のように思いますが、大阪メトロ、大阪シティバスの市内ほとんどをこの1枚で乗り放題で、さらに無料で利用できる施設も多く設定されています。

 

JRや他の私鉄に乗らなくてもほぼ全域に行けるので、このパスの利用範囲で訪問場所を決めました。

 

まずは日本最古の仏教寺院といわれる四天王寺に向かいます。

 

四天王寺金堂

聖徳太子のご本地仏である救世観音をお祀りし、四方を四天王が守護しています。毎日11時より舎利出しの法儀が厳修されます。南無仏のお舎利を以て、ご先祖のお戒名(霊名)が書かれたお経木にあてられ、又参詣者の頭にあててもらおうと多くの信者さんが参詣されます。

基壇下の青竜池より、白石玉出の清水が湧いており、この水を亀井堂に引いていると云われます。内壁には中村岳陵画伯筆の仏伝図が描かれています。(公式ページ)

 

四天王寺五重塔

聖徳太子創建の時、六道利救の悲願を込めて、塔の礎石心柱の中に仏舎利六粒と自らの髻髪(きっぱつ)六毛を納められたので、この塔を「六道利救の塔」といいます。塔の入口は南北にありますが、通常開放しているのは北側のみで、南正面に釈迦三尊の壁画と四天王の木像をお祀りしています。なお、この中心壁と外壁の各面に描かれた仏画は山下摩起画伯の筆によるものです。(公式ページ)

 

四天王寺廻廊

 

四天王寺金堂・講堂

奥に見えるのが講堂です。

経典を講じたり法を説いたりする七堂伽藍の一つのお堂です。講堂内陣は中央を境に、東を冬堂、西を夏堂と呼びます。冬堂には現世の人々の悩みや、苦しみを救う十一面観世音菩薩、夏堂には来世極楽に人々を導く丈六阿彌陀如来をお祀りしています。つまり、現世と来世の二世に亘り、人々を安楽へ導き給うようにとの願いが講堂には込められています。

内壁には、郷倉千靭画伯による仏教東漸が描かれています。(公式ページ)

 

四天王寺六時礼賛堂

境内中央に位置する雄大なお堂で、昼夜6回にわたって諸礼讃をするところから六時礼讃堂の名があります。薬師如来・四天王等をお祀りしており、回向(供養)、納骨等を行う当寺の中心道場でもあります。入口には賓頭盧尊者像やおもかる地蔵が祀られ、独特の信仰を集めています。

修正会・聖霊会などの大法要はこのお堂にて行われます。

重要文化財 (公式ページ)

 

四天王寺中心伽藍などの多くは度重なる災害で焼失しているものの、飛鳥時代の様子を忠実に再現されているとのことで、飛鳥時代の創建時代の色合いを感じることができていると思います。

 

訪れた当日は22日ということで、「太子会」と呼ばれる縁日の日でした。多くの参拝客とともに露店も出店されたり、中心伽藍も無料開放されていました。そのため大阪周遊パスの特典がなくても中心伽藍に入ることができました。

 

残念だったのは宝物館で、国宝や重要文化財など歴史的な宝物を見ることができなかったことです。伽藍もいいですが、できれば扇面法華経などの宝物を間近で見たかったのが本音です。